about

「古本詩人ゆよん堂」は、音楽や美術、写真、映画、演劇などの表現を行う20代から30代の若い表現者たちに向けて、彼ら彼女たの創作に活かせるような創造的なアイディアを与えていきたいと思っています。

創作を行ってゆく過程で壁にぶつかって身動き取れない停滞の時期、困難なスランプやマンネリを脱して流れを変えたいときに、「古本詩人ゆよん堂」の「流木文庫(Driftwoods Library)」を手にしてほしいと考えています。その名の通り、流木で作る本棚です。新潟市西区の僕の家から程近い海岸で拾い集めた流木で作ります。

今ある閉塞状況を打開し、次なるステップに向かえるように、新たな表現への地平に立てるように、心を込めて古本を選書してお届けします。まるで、12曲入りの曲順も含めて最高の音楽アルバムのように、まるで優れた詩の魔法のような言葉の配列のように、古本を厳選して選び、本棚に並べ、本の本の関連から新たな文脈や意味を浮かび上がらせます。

「古本詩人ゆよん堂」は様々な困難な中でも、愚直なまで真摯に純粋に創造に向きあう、クリエイティブな人々を、親愛なる友として敬意と親愛を込めて、自由な発想やオルタナティブな価値を贈与できればと考えています。

なお、「流木文庫」はそれぞれが異なる形状、面白い表情のある流木を組み合わせて作るので、規格的な「プロダクト」にはなり得ないです。

だから、毎回毎回、値段を設定します。
選書によっても値段は変わっていきます。

流木でつくるから自然のように流動的ですので、何卒ご了承いただければと思います。

そして、「流木文庫(Driftwoods Library)」は、製作順にナンバーを振ろうと考えています。この流木文庫が北から南まで全国のいろんな人の元へ、カフェやギャラリー、美容室に置かれて、訪れるご友人やお客様を楽しませて、創造性を喚起させる小さなきっかけになったらと僕は夢見ています。

浜辺で横たわっていた流木を拾い集めて、コラージュの手法で本棚を作っって販売するなんて、突飛なアイディアかなと思いました。自分で作ってみてこれはとっても面白いぞ!と思いました。

海から魚を漁獲して販売したり、山から獲物を狩猟、山菜を採集して売るといったプリミティブな商売や経済のような気もしています。浜辺にはゴミもけっこう落ちていて、文明の終着点みたいな気もして、案外、文明批評的な表現とも言える気もします。


★★「古本詩人ゆよん堂」ロゴの意味について★★

「古本詩人ゆよん堂」の名前と発想は、詩人・中原中也の詩「サーカス」に由来します。
そして、サーカスといえばピエロ、道化師の存在が欠かせないと思い、
ピエロをロゴデザインに採用しました。

片目から涙を流しなからも、はにかむような笑みを浮かべるピエロ。
その涙は実は、ティアドロップ型のギターピックの形です。

僕がよくギターやウクレレを弾くときに使っている形のピック。
僕が主宰する新しい音楽レーベル「small pick records」が
プロデュースする古本屋なので、ピエロはピック型の涙を流しています。

涙を流しながらも、笑みを浮かべ、未来へ向かう意思と覚悟をこのロゴに込めました。

ピエロの表情の中にある、悲しみと喜びという感情が同時に存在するアンビバレンツな状態は、
ゆよん堂の古いものと新しいものが同時に存在する、
動的なカオスと静的なシンプルさ、光と闇、美と醜が存在してこそ、
魅力を放つという考えも示しています。

幾時代かがありまして
茶色い戦争ありました
幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
今夜此処でのひと殷盛り
今夜此処での一と殷盛り
サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ