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「こころをばなににたとえん こころはあじさいの花」
ある日、いろんな詩人の作品が収めてある詩集を開いたら、萩原朔太郎の「こころ」という詩に出会いました。僕は基本的には中原中也が詩人の中で最も好きで、萩原朔太郎は読んでみるものの正直あまりピンとこない感じでした。しかし、この「こころ」を夏のある日に読んだら、えらく胸の深いところに響きました。自分は特別に気に入った詩があって、歌にできそうだと、その感動を歌にするという習性があります。中原中也の詩にはメロディをつけて、たくさん歌にしてきました。萩原朔太郎の詩は「蛙の死」という詩を歌にしたことがあったけれど、あまり歌にできそうな作品には巡り合わなかった。中也と同じく、その詩は音楽的と評される朔太郎なんですが。
萩原朔太郎は、大正時代の詩人で、「マンドリン」という楽器を愛好して弾いていました。その萩原朔太郎に捧げるつもりで、この曲ではマンドリンを弾きました。マンドリンを録音したのは初めてでしたが、曲の持つセンチメンタルな雰囲気を盛り上げているように思います。マンドリンは涙の滴のような形をしています。なんかポロポロとした味のある音でしょう?好きな花である、あじさいも出てくる詩だから自分でもけっこう気に入っている作品です。
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